知多駅付近の線路痕跡

探検

営業休止線の知多駅周辺で線路跡を探してみました

知多駅より南

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知多駅は看板のみ
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知多駅南の線路跡
古見の駅の東でわかりやすいです
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さらに南に不自然に開いたフェンス
たぶん線路があったのかと思いますが、他に痕跡はありません

知多駅より南浜はこれ以上痕跡は見つけられませんでした

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知多駅より南


続いて北浜を見ていきます

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線路らしきものを発見
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間違いなく線路です

知多駅の北に痕跡発見
西に進みます

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道路に沿って線路は続いていきます
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線路の切り替えを発見
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線路があったであろう空き地

道路は食料品企業の門に続きます
線路もそこまでしか追えませんでした

休止線となった背景

ウィキべディアの知多駅を調べると路線図が出てきました

南への専用線は日本配合飼料(現・フィード・ワン)知多工場へ、北への専用線は中部飼料本社工場(現・知多工場)・日本農産工業日清製粉・JA東海くみあい飼料知多工場等8社へ続いていた。ここでは飼料・小麦等を扱っていた。
その後1973年(昭和48年)10月に操業を開始した東亜石油名古屋製油所(現・JXTGエネルギー知多製造所)の専用線が上記の当駅の北に向かう専用線の途中から分岐するようになり、石油の取り扱いが開始された。南松本駅西上田駅等へ石油輸送貨物列車が運行されるようになった。

知多駅 - Wikipedia

1996年までに飼料・食品輸送は廃止になり、石油輸送も製油所の操業停止により2001年(平成13年)6月に廃止になり、当駅での貨物取り扱いは全廃となった。その後2002年(平成14年)3月23日ダイヤ改正で貨物列車の発着がなくなりました。

多くの企業の土地まで線路は引かれていたようです
でも20年余りで営業休止線になってしまいました
原因は自動車の普及と思われます

1970年代にはモータリゼーションで
各家庭に自動車があるほど普及してきました
トラック輸送も飛躍的に増えたと思われます

トラックと貨物の違いをまとめると

配達日数
貨物は一日余分にかかる

輸送費用
移動距離が1,000km以上は貨物の方が安い

高速化対応
企業の持っていた台車が高速対応に伴い使えなくなった

費用や利便性などの問題で貨物よりもトラックのほうが優位です
適材適所ではありますが、トラック輸送が主流となってしまいました
しかし、貨物も完全に衰退したわけではありません
近年ではエコの観点から見直されている背景もあります
現にまだまだ名古屋南貨物駅は活躍しております

以上、散策のまとめでした
お近くに寄った際には痕跡探してみてください

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